茨城県筑西市の道の駅グランテラス筑西は、開業してからまだ十年も経っていません。それなのに繁忙期は駐車場が足りなくなるほど混雑するようになり、市はいま約20億円をかけて隣接地に駐車場と子どもの遊び場を増設しています。
「繁忙期の駐車場不足」が公式文書に書かれた道の駅
道の駅グランテラス筑西は、国道50号下館バイパス沿いに2019年(令和元年)7月に開業しました。直売所やレストランに加えてBBQ場やドッグランまで備える複合型の施設です。
筑西市がまとめた「道の駅グランテラス筑西 拡張整備基本計画」(令和6年1月)には、この拡張整備の目的が「令和元年度に開業した道の駅グランテラス筑西における繁忙期の駐車場不足の解消や遊具施設の充実」と明記されています。開業からそう時間が経たないうちに、行政が公式文書で「駐車場が足りない」と認めるほどの混雑になったということです。
駐車場340台と「ふわふわパーク」を隣の田んぼに
拡張予定地は、道の駅の西側に広がっていた田んぼでした。基本計画によると、ここに新たな駐車場を310台分(身障者用6台・おもいやり駐車場4台を含む)整備するほか、芝生広場に予備駐車場として30台分を確保する計画です。グランテラス筑西公式サイトによると現在の駐車場は361台なので、繁忙期にはあわせて700台を超える駐車スペースが使える見込みです。
駐車場と並んで整備されるのが、子どもの遊び場です。膜構造の屋根「雲の屋根」の下にドーム型の遊具を配置した「ふわふわパーク」、水遊びができる噴水広場、健康遊具を点在させた芝生広場などが計画されています。基本計画は、事前に行ったアンケートで「あそび場のニーズが高い」ことや、来場者から駐車場についての不満(「狭い」「遠い」)が多く寄せられたことを、これらの整備内容の根拠として挙げています。
2027年の完成へ向けて、工事はすでに進んでいる
拡張整備にかかる概算工事費は、基本計画の時点で約20億8,100万円と算出されていました。2025年11月27日には現地で起工式が行われ、とりぷれの記事では、この時点での総事業費が約23億6,400万円になると報じられています。
筑西市公式サイトの「道の駅拡張整備事業 ~進捗状況~」によると、施設整備工事の工期は2027年2月26日までとされ、令和8年(2026年)7月末時点の進捗率は施設整備工事が約24%、外周道路整備工事が約73%、複合遊具等設置工事が約45%です。開業から数年で駐車場に人があふれ、それを解消するための工事がいままさに動いている道の駅、というのが現在のグランテラス筑西の姿です。
参考
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